牡蠣 ✕ 安戸池 = ?????

東かがわ市の牡蠣養殖、実証事業がスタートしました!!

1年以上前から準備を進めていましたが、Iotの力を使った牡蠣養殖を始めます!水質・水温管理を行い、データ収集を続けていくことで歩留まりを良くし、さらに、カゴの中で飼育するため、海洋環境問題においてよく話題に上がる「牡蠣養殖用パイプ」を使わないので、海にも圧倒的に優しい。来春の初収穫に期待が高まります!!

 

大事なのは「何でやるん?」ということ。

ひけた鰤をはじめ、讃岐さーもんやオリーブハマチ等、すでに東かがわ市にはブランド魚があります。どの魚も美味しいですし、市内県内、全国でも各所でお買い上げ頂いております。

大きな問題は、人口減少少子高齢社会による漁師さんたちの人手不足でした。もちろん漁業に限らず、人手不足は全国的にも大きな問題で、なかなか解決策が見いだせないところです。ただ、漁業のにおいては、先に挙げたような魚種を養殖しようとすると、体調が50センチを超えることも多く、養殖の網を海上沖に設置する必要があります。となると、お年を召された先輩漁師の皆さんは、沖に出るのは時間もかかるし、体力もなかなかしんどくなる。しかもそもそも漁師の担い出が不足している中で。

そこで、目をつけたのが、今回の飼育方法でつくる牡蠣でした。

まず、安戸池で生育させることで、沖まで出なくていい。さらにIotの力で水の状況もわかるし、お世話する適切なタイミングをシステムでお知らせできるので、いつも海に出る必要もない。何より、牡蠣は高付加価値で取引ができるので、今後若い漁師さんの賃金に反映できるでしょうし、Iotの力により参入ハードルも比較的低い。

まずは実証事業を成功させて、実事業につなげていきたいと思います。

全国で初めてハマチ養殖を成功させた、東かがわ市の漁業文化があるからこそできるチャレンジ。皆さん、どうぞお楽しみに!!