新温水プールはどうなった!?

白鳥小学校跡地に建設中の新温水プール。形が見えてきたことで「今どうなってるの?」と聞かれることが増えてきました。市民の皆様に関心を持って頂いていることをありがたく思いつつ、これまでの状況を整理しましたので、ご一読ください。

当事業は「東かがわ市温水プール整備事業基本計画」に沿って進められています。詳細はリンクをご覧ください。

 

【きっかけ】
建設後20年以上経っている、現在の引田温水プール。日々の運営はもちろんですが、施設の修繕や改修工事に大きな予算がかかるようになってきました。大規模改修をすることも議論されましたが、改修後一定期間が経った段階でどのみち建て替えをしなければならないため、これを機に再整備することとしました。特に、小中学校のプールは維持コストがかかる一方で、利用期間が1~2ヶ月しかないことから、各小中学校の水泳授業を市民プールに集約させようとしていました(実際に、令和2年春に完成した白鳥小中学校にはプールを作っていません)。

~エントランス~

【どこにつくるか】

現在の引田地区から白鳥地区に移転することには、かなりの議論がありました。ただ、これからも利用していく温水プールにおいて、市全体の人口動態や市外からの利用者の利便性、建設敷地の確保などを勘案した結果、白鳥小学校跡地が最適であるとの結論に達しました。加えて、プールや類似施設の運営実績のある企業複数社に、立地場所についてもヒアリングをしましたが、集客運営面からも白鳥地区での建て替えが望ましいとの意見が集まりました。

プール内観

【どうやって作るか】
行政や関係者の思いのみを詰めて設計・建設した結果、利用者や運営者にとって使いにくい施設になってしまった公共施設は、全国にたくさん例があります。また、児童生徒も含めた市民の皆様の利用だけでは、利用者数が目減りしていくことが見えていることから、市外からの利用者も募っていく必要があります。そこで、民間企業の皆様が持つノウハウを十二分に発揮してもらうため、設計から建築、管理運営までを一気に受けてもらうDBO方式(Design/Build/Operate)を採用し、実際に運営する企業を主体としたチームが、設計・建設も行う方式で受託者を募ることにしました。

トレーニングジム

【現在】
これらを温水プール整備事業基本計画としてまとめた上で、DBO方式で受けて頂ける企業を募集し、厳正に審査したところ、株式会社ヤマウチ様をはじめとしたグループに決定。決定後、速やかに設計に入って頂き、現在の施設建設に至っております。
プール内にはトレーニングジムや温浴スペースも導入し、敷地内には緑広がるイベント広場も整備される予定で、現在の温水プールにはない魅力や機能がたくさん詰まっています!!

敷地配置図

 

来年の夏にオープン予定の新温水プールを、皆さんとともに楽しみに待ちたいと思います!