変える勇気2 ~9月議会を終えて~
私にとって、2回目となる市議会定例会。本日閉会いたしました。
この中で、今後の東かがわ市政が一歩先へ進んでいく政策がいくつか決定されました。先日取り上げた市民プールの件も含め、紹介・説明させていただきます。
【温水プールの建て替え】
引田温水プールは、耐用年数としては38年あるものの、設備の老朽化が進んでおり、年々の修繕費がかさんでいることから、ここ数年の中で「建替えを検討」とされており、市議会の中でも質問を受け続けていました。
そして、昨年9月の議会で「トレーニングルーム等も含めた複合施設とする可能性」「費用対効果・維持管理を鑑みた学校プールも含めて1か所にまとめる」「行きやすい、使いやすい場所に」という答弁がなされ、「来年の今頃(本年9月)に決める」という方向性が出されたました。
それをこの4月末から私が引き継ぎ、今市議会の中で以下の方針を答弁しました。
●単なる温水プールではなく、学校プールとしての利用やトレーニングルーム等を含めた、 健康福祉型の複合施設とする。
●老朽化と建設までに一定期間を要すること、財政面を考慮するとできるだけ早期に建設に 着手する必要がある。
●これからの小中学生をはじめとした子どもたちの利用、県外を含む市内外の方々の利用を 勘案すると、白鳥小学校跡地が適していると考えている。
●多くの機能性を有する施設になるので、民間のノウハウをいかしたDBO方式の方向性も 視野に入れる。
●全てがこれからなので、どんなに早くとも竣工に4年はかかる。供用開始時期については 現時点で明言できない。
現在、最も議論になっているのは立地についてです。現施設を稼働しながら、新施設の構想を進めていくことになりますが、入ってもらう民間事業者はプロポーザル方式で決定するため、上記方針の全てが決定しているわけではありません。
ただ、昨日のブログ記事にも記載しておりますが、当方針が確定された場合、この施設の跡地を持続可能な形にするために、どのように活用していくか。引田地域の皆様、市民の皆様とともに考えていきます。
【三本松高校存続】
一般質問の中で「三本松高校の存続」について質問された議員さんもいらしたのですが、市議会の会期中に三本松高校の存続案が報道されました。さぬき市内にある3つの高校が統合される方向性が見えてきた中、藤井前市長の時代から閉校の危機感をもって対応していた「三本松高校の存続」は濃厚となりました。
しかし、市内唯一の高校である三本松高校が存続になったところで、少子化の波が緩やかになるわけではありません。今回は存続となりそうですが、新体制が始まった後の5年後、10年後に三本松高校がどのような位置づけになるかは未知数です。
今年の入試において競争率が1倍を割り込んでいることからも、三本松高校がより特色ある高校として、変わっていく勇気。必須です。県立高校なので、市の立場からできることは限られているかもしれませんが、これからの三本松高校のために、これからの東かがわ市のために、市も全力を賭していく覚悟です。
その他にも、「ひとの駅さんぼんまつ」にあるユーティリティスペースの利用者数が発表されたり(同施設内の図書館にはもっともっとお越し頂いています。)、放課後児童クラブの全面民間委託や幼保無償化に向けた予算措置を議会に認めていただいたりと、市民の皆様の生活に関わる様々な事項が決定されました。
少子高齢化、人口減少の影響により、これまで以上に東かがわ市は変わっていかなければなりません。変えなければなりません。それも相応のスピード感をもって。そんな危機感をもちつつも、私自身が誰よりも前向きに、そして誰よりも「変える勇気」を強く持ち、これからの市政運営にも邁進していきます。
議長をはじめとした市議会議員の皆様、そして職員の皆様、9月定例会お疲れさまでした。