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「中学校部活動の地域展開」って何??

ざっくり言うと「今まで中学校でやってた部活動を、学校での外のクラブ活動に展開していくよ」ということで、「中学生の部活動は無くなっちゃうの!?」と聞かれると、半分正解で半分誤りです。

少子化によりひとつの中学校で部活動が保てなくなったり、先生の働き方改革が進んだり、中学校外のクラブチームに所属する子どもも相応数になってきたり、様々な社会状況の変化がある中で「中学生のスポーツ・文化活動を維持・充実させるために」この制度がスタートしています。詳しくはコチラ(文部科学省HP)

私は誉水小学校(現 大内小学校)の誉水少年野球クラブで野球をはじめたこともあり、大川中学校でも野球部に入部。当時の大川郡大会で優勝したこともありましたが、中3最後の総体で2ランスクイズを2回決められて郡大会1回戦負けとなり、夏休み前に部活が終わったことはいい思い出です。。。

中2の大川郡新人戦で優勝した時が野球人生のピーク

そんな大川中学校野球部で学んだことはとても多いです。小学校との時とは全く違う、練習や試合への向き合い方、先輩・後輩との関係、先生(監督・顧問)との距離感はもちろん、「頑張る」ことの大切さ、目標達成の喜び、負けた時・うまくいかないときの悔しさ。10代前半の多感な時期だからこそ、得られるものはとても多かった。そんな経験を、今の子どもたちから奪いたくないのは皆さんと同じですし、何より子ども達の「やりたい!」という気持ちを守りたい。

一方で、課題もあります。

例えば指導者。

平日休日も全てクラブ活動化していった場合、平日の中学校終わり(16時くらい)や休日どちらも練習や試合、引率に出てくれる人がどれだけいるか。私が子どものころは手袋製造や農業など、個人事業主で可処分時間がそれなりにある大人が多かったのですが、現代は多くの大人が被雇用者であまり時間の融通が効かなかったり、核家族化によって休日も子どもや親の世話をしなければならない人も少なくありません。加えて「教えてくれるならだれでもいい」ということはなく、前時代的な指導方法しかできなかったり、競技や活動にある程度の専門知識や経験も求められます。

交通手段も課題です。

153平方キロの中にある引田・白鳥・大内中学校の間の生徒の移動、休日の移動、さらに市外へ練習や試合に行くときの移動。昨今、(高校ではありますが)部活動の移動中に起こった悲しい事故もあり、生徒の安全管理はより厳格に行う必要があります。

他にも、クラブ活動化による保護者負担の増、「私は中学生に部活動を教えたくて先生になった」という先生(本当にありがたい)の仕事バランス、中体連大会(総体など)と競技団体大会(選手権など)の出場資格、地域内の既存クラブとの関係など、課題は山ほどあります。

政府会議にも委員として出席

東かがわ市では、部活動の地域展開の基本方針を定めたうえで、部活動を放り出すことなくまずは教育委員会内に設立した「東かがわクラブ」を中心に、地域展開を進めています。指導者には兼業を認めた先生に入ってもらったり、生徒の移動にはスクールバスをフル活用して、種目別コーディネーターによる各種調整を行い、保護者の皆さんはもちろん、何よりこどもたちの「やりたい!」に支障が無いように進めています。

私自身もスポーツ庁・文化庁の会議で委員を務めたり、国会議員の議連へのアプローチ、県・市教育委員会との議論などを進め、東かがわ市はもちろん、全国の自治体がスムーズに事が進むように動いています。

(当時)スポーツ庁長官の室伏広治さんと

地域展開を進める中でまだまだ課題も多く、保護者の皆様、クラブ・学校関係の皆様にはご心配・ご迷惑をおかけすることが今後もあるかもしれませんが、全「子どもたちの『やりたい!』を守りたい」という思いは共通しているはずなので、これからも頑張ります。